朝ドラ「まんぷく」、敗者復活の物語
NHKは14日、大阪市の同局で18年後期の連続テレビ小説の制作会見を行い、インスタントラーメンを開発した安藤百福さんの妻・仁子さんをモデルに、タイトルを「まんぷく」とすることを発表した。
制作統括の真鍋斎氏(50)は同作を「ホームドラマ」とし、「朝から笑え、楽しくなれるドラマにしたい」と語った。
安藤仁子さんをモデルに選んだ理由については「誰もが知っているチキンラーメンとカップヌードルを作った人が一緒だということは知っているようで知られていない。どんな苦労で出来上がっていったのか。その裏側にあるものに興味がある」と説明。
安藤夫妻がインスタントラーメンを開発したのは夫妻が共に40歳を過ぎてからであり、真鍋氏は「人生折り返し地点を過ぎて掴んだ大きな成功。『人生いつだってやり直せる』と力強いメッセージを届けられる」と狙いを明かし、「敗者復活の物語」と語った。
同ドラマのテーマは「いつだってやり直せる」で、戦前から高度経済成長時代までを描く。
激動の昭和を生き抜いた波瀾万丈の物語で、史実をベースとしたオリジナルストーリーとなる。
脚本はNHK「龍馬伝」などを手がけた福田靖氏(55)が担当する。
ヒロインについてはオーディションを行うか、キャスティングとするか現時点で未定という。