犬型ロボットAI新型「アイボ」12年ぶり復活
ソニーは11日、人工知能(AI)を搭載した新しい犬型ロボット「aibo(アイボ)」を発売した。
2006年に旧製品「AIBO」の生産を停止し、ロボット事業から撤退して以来約12年ぶりの復活になる。
この製品を核に、AIとロボットの融合に取り組む考えだ。
東京都内の本社では犬の鳴き声の「ワン」にかけて、午前11時1分から事前にインターネットで予約した購入者にアイボを手渡すイベントを開催した。
新型アイボを受け取った女性は「楽しみに待っていた。家族がひとり増えました」と笑顔で話した。
会場には約30人の購入者が集まり、旧型アイボを抱えた人もいた。
開発責任者の川西泉執行役員は「愛情を注げばなつくので、大切に育ててほしい」と呼び掛けた。
本体価格は21万3840円。ただ使用するには本体とは別に3年間のプランへの加入が必要で、3年分の一括払いだと9万7200円かかる。
◆aibo(アイボ)
1999年(平11)、ソニーが開発した家庭用の犬型ロボット。同年6月1日、日米同時に発売。日本では用意された3000台が約20分で完売した。人と意思疎通ができ、豊かな表情を持つのが特徴。新型は、育て方によって行動が変わる。