クレーンゲーム詐欺 計6千万円の被害相談
ゲームセンターの「クレーンゲーム」に細工をして景品が取れないようにし、客から金をだまし取ったとされる詐欺事件で、これまでに全国から300件、およそ6000万円の被害相談が寄せられていることが分かった。
ゲームセンター運営会社社長の大平剛史容疑者ら2人は、先月、クレーンゲームの設定を変更し、景品が全く取れないように細工した上で、「絶対できる」などと言い、客から1万3000円をだまし取った疑いで再逮捕された。
警察は先月、大阪などのゲームセンター数か所を家宅捜索し、大平容疑者や従業員などを逮捕していて、大平容疑者は調べに対し、「自分は指示していません」と容疑を否認している。
警察には全国から300件、あわせて6000万円の被害相談が寄せられているということで、経営の実態を調べている。