衆院選で無効票水増し 職員4人を書類送検
去年の衆議院選挙で、滋賀県甲賀市の職員が無効票を水増してつじつまを合わせていた問題で、警察は不正に関与した職員4人を書類送検した。
公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、滋賀県甲賀市の選挙管理委員会の事務局長だった当時の総務部長ら4人。
4人は、去年10月の衆院選、滋賀4区の開票作業で、集計した票が投票総数より約400票足りないことが発覚した際、つじつまを合わせるため、無効票となる白票の数を水増しして集計した疑いが持たれている。
さらに、翌日に見つかった未集計の投票用紙を焼却処分したことも発覚していて、甲賀市は今月9日に4人を刑事告発していた。
4人は、甲賀市の調査に「焦って正常な判断ができなかった」と不正を認めているという。