リニア談合 ゼネコン4社と2人を刑事告発
リニア中央新幹線をめぐる談合事件で、公正取引委員会は、法人としての大手ゼネコン4社と大成建設の元常務ら2人を刑事告発した。
独占禁止法違反の疑いで刑事告発されたのは、大手ゼネコンの大成建設、鹿島建設、大林組、清水建設の4社と、大成建設の元常務・大川孝容疑者、それに鹿島建設の専任部長・大沢一郎容疑者の2人。
公正取引委員会によると、4社と2人は、リニア中央新幹線の品川駅と名古屋駅の工事をめぐり、都内の飲食店などで事前に受注業者を決めるなどして談合した疑いがもたれている。
大林組と清水建設の当時の担当者については、自主申告したことや、関与の程度が小さいことを考慮し、告発を見送ったとみられる。
東京地検特捜部は23日午後にも、4社と2人を起訴する方針。