731部隊3600人実名開示、黒塗りから変更
太平洋戦争時、中国人捕虜らに人体実験を行い、細菌兵器などを開発した旧日本軍の「731部隊」の隊員ら約3600人分の名前や住所が記された名簿を国立公文書館が開示したと、西山勝夫・滋賀医科大名誉教授が明らかにした。
西山氏は「公文書でこれほどの規模の実名が明らかになるのは初めて。部隊の実態を解明する重要な資料になる」としており、今後、インターネット上で開示情報を公開する方針。
開示されたのは、満州(現中国東北部)に拠点を置き、731部隊が所属していた関東軍防疫給水部の「留守名簿」(1945年1月1日付)。
軍医52人、技師49人、看護婦38人、衛生兵1117人など計3607人分の名前や階級、親族関係、日本の住所などが記載されている。
西山氏は「公文書でこれほどの規模の実名が明らかになるのは初めて。部隊の実態を解明する重要な資料になる」としており、今後、インターネット上で開示情報を公開する方針。
開示されたのは、満州(現中国東北部)に拠点を置き、731部隊が所属していた関東軍防疫給水部の「留守名簿」(1945年1月1日付)。
軍医52人、技師49人、看護婦38人、衛生兵1117人など計3607人分の名前や階級、親族関係、日本の住所などが記載されている。