14歳少女、1000万円盗む 友人宅から 容疑で逮捕
友人宅から現金一千万円を盗んだとして、警視庁は十六日、窃盗の疑いで、東京都江東区立中学三年の少女(14)を逮捕したと発表した。
逮捕容疑では、二年生だった一月初旬〜二月二十七日、区内のマンションに住む、小学校で同級生だった友人宅のリビングにあった、友人の母親(41)の一千万円を盗んだとされる。
少年事件課によると、少女は中学校の同級生の男女約十人に数十万〜百万円ずつ配っていた。
同課は少女から五十万円、同級生らから七百四十万円を押収。残り二百十万円について捜査している。
「友人宅に行ったとき二回にわたって札束の現金を盗んだ。仲間外れにされている感じがあった。ストレスからやってしまった」と容疑を認めているという。
少女は、被害に遭った家の友人とは別の中学に通っていたが、週二〜三回、遊びに訪れていた。
少女の母親が二月中旬、少女の部屋のクローゼットで、トートバッグの中から帯封やゴムで束ねた札束を発見。
少女に問いただしたところ「知らない男から預かった」と言われ、母親の部屋に保管し、翌日に親子で深川署に相談した。
その後、少女が隙を見て現金を持ち出し、同級生らに配っていた。
友人の母親は三月三日、被害届を提出した。中学校の調査で、同級生に配っていたことが判明した。