黒人女性初の米大統領へ、ハリス氏が立候補表明
2020年の米大統領選を巡り、民主党のカマラ・ハリス上院議員(54)は21日、党指名候補争いへの立候補を表明した。
ジャマイカ系とインド系の両親を持つハリス氏は、黒人女性初の大統領を目指す。
ハリス氏はツイッターで「我々は指導力の重大な危機に直面している。戦わなければならない」と出馬を宣言し、トランプ政権の移民政策を批判した。
検事やカリフォルニア州の司法長官などを経て、16年の上院選で初当選した。
連邦最高裁判事らの指名承認公聴会での厳しい追及で知名度を上げ、女性やマイノリティー(人種的少数派)にアピールできる候補者として、党内で高い期待を集める一人だ。
21日は公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師を記念する祝日だった。
マイノリティーからの大きな支持獲得を狙うハリス氏は、象徴的な日を選んだとみられる。