大雨各地で住宅浸水 近畿と中四国で避難勧告相次ぎ交通乱れも 栃木は竜巻か
温帯低気圧による大雨の影響で、近畿や中四国地方の各地では4日、川があふれて住宅に浸水したり、住民に避難勧告が出されたりしたほか、鉄道が運休するなど交通も混乱した。
高齢者らに早めの避難を呼び掛ける避難準備情報も各地で出され、岡山県倉敷市は約8400世帯を対象にした。
2009年の豪雨災害で20人が犠牲になった兵庫県佐用町は、約7千世帯の約1万9千人に避難準備情報を出した。
高知県宿毛市では4日午前6時半ごろ、突風が吹き、民家1棟と倉庫4棟の屋根などがはがれる被害が出た。
高知地方気象台によると、竜巻が発生した可能性もあり、被害範囲は長さ約300メートルに広がっている。
また関東地方も大荒れとなり、栃木県鹿沼市消防本部によると、突風被害で市内の複数の民家や、工場の屋根が飛ばされたのを確認した。