オウム死刑囚7人を「訓練」名目で他施設へ移送
オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した13人のうち7人を、3月に東京拘置所から他の施設に移送した際、法務省が当初「広域警備訓練」名目で職員を動員していたことが16日、情報公開請求で開示された文書や同省への取材で分かった。
奪還防止や秘密保持を図ったとみられ、直前に訓練ではなく、実際に移送すると各地の施設に通達していた。死刑囚の移送の概要が判明するのは異例。
文書や取材によると、東京拘置所長が3月1日、法務省矯正局長宛てに移送を上申。
「当所が知り得ない人間関係もあると思われ接触を特に厳格に遮断する必要がある」などの理由を挙げた。
奪還防止や秘密保持を図ったとみられ、直前に訓練ではなく、実際に移送すると各地の施設に通達していた。死刑囚の移送の概要が判明するのは異例。
文書や取材によると、東京拘置所長が3月1日、法務省矯正局長宛てに移送を上申。
「当所が知り得ない人間関係もあると思われ接触を特に厳格に遮断する必要がある」などの理由を挙げた。