女子中学生らに深夜、へそ出しルックで接客させていたガールズ居酒屋の経営者らが逮捕された。神奈川県警は１１日、露出の多い服装で女性が接客する居酒屋で女子中学生らを深夜に働かせたとして、労働基準法違反と風適法違反（年少者使用）の疑いで、横浜市中区の飲食店「夢小町　伊勢佐木町」の経営者・谷哲容疑者（３７）ら男３人を逮捕した。

　昨年１２月〜今年２月の間、当時中学３年だった横須賀市在住の少女（１５）と女子高生２人に加え、１８歳未満の無職の少女ら計６人を午後１０時以降に働かせた疑い。ただし、県警によると、形態は普通の居酒屋と同じなので、午後１０時以前であれば１８歳未満が働くことは問題はないという。

　同店はホール担当が全て女性。セーラー服を模したへそ出し、ミニスカのセクシー衣装が売りだった。生ビールを注文し、従業員に乾杯を頼むと大ジョッキ３０００円、中ジョッキ１５００円、小ジョッキ７００円と高額になるが、それ以外はほかの居酒屋と値段も同程度。４８０円の「築地直送マグロのぶつやまかけ」などのメニューがあった。

　谷容疑者らは「１８歳以上はキャバクラなど高額の給料の店に行ってしまうので、安い女の子を雇った」と供述。「店が忙しかったから、午後１０時以降も働かせてしまった」と容疑を認めている。女性従業員の時給は１１００円だった。

　この日、店舗にいた同店の関係者とみられる男性は「あんな（胸の）バインバインな女の子たちの中に、中学生がいるなんて知らなかったよ。超人気の店だったけど…」とため息をついた。

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