長崎県諫早市教委は５日、市内の小・中学校で提供された給食に、ビニール片や虫などの異物が混入したり、食器に鉄さびなどの汚れが付着したりするトラブルがあったと発表した。
給食センターでの調理過程などでの混入が原因とみられ、市教委は「再発防止に努めたい」としている。

トラブルがあったのは９月３〜２７日の給食。
小・中学計２校でビニール片やセロハンテープなどの混入があり、計３校で植物繊維や虫が入っていた。また、中学２校で、食器に汚れが付いていた。
同６日には給食センターの水道水に砂粒が交じっているのが見つかり、中学校８校計約２４５０食の米飯を中止してパンを提供した。
健康被害を訴える児童・生徒はいなかった。

これらはいずれも同３日に稼働した市東部学校給食センターでつくられた給食。
食材が入ったビニール袋を開封する際に出たビニールや、コメ袋の中に元々交じっていた異物が混入したとみられる。
また、同給食センター内の水道管に鉄さびや水あかが付着していたこともトラブルの原因という。