津波の「レンズ効果」影響か 4千メートルの水深から浅瀬へ チリ沖地震の長い注意報
チリ北部の太平洋沖で発生した地震の影響で、3日午前3時に東日本の沿岸自治体に発令された津波注意報は夜まで解除されることはなく、気象庁は津波が「上昇中」として警戒を呼びかけた。
長時間にわたって注意報が解除されなかったのはなぜなのか。
北海道大学の谷岡勇市郎教授(54)=地震学=は「津波が日本から約1万5千キロ以上離れた遠地から来たため、津波注意報の解除までに時間がかかった」と説明する。
太平洋は島などがほとんどない広い海で、水深が約4千メートルあるため津波の勢いが衰えなかったという。
ハワイ諸島の北西側に、日本に向かって浅瀬が続いていることも原因だという。
谷岡教授は「波は浅瀬に向かう性質があり、浅瀬に入ると波が高くなる。海底の深い部分から浅い部分へ向かって津波のエネルギーが集中する『レンズ効果』の影響も考えられる」と話す。
長時間にわたって注意報が解除されなかったのはなぜなのか。
北海道大学の谷岡勇市郎教授(54)=地震学=は「津波が日本から約1万5千キロ以上離れた遠地から来たため、津波注意報の解除までに時間がかかった」と説明する。
太平洋は島などがほとんどない広い海で、水深が約4千メートルあるため津波の勢いが衰えなかったという。
ハワイ諸島の北西側に、日本に向かって浅瀬が続いていることも原因だという。
谷岡教授は「波は浅瀬に向かう性質があり、浅瀬に入ると波が高くなる。海底の深い部分から浅い部分へ向かって津波のエネルギーが集中する『レンズ効果』の影響も考えられる」と話す。