風俗店火災、隣接ソープ嬢恐怖「避難経路知らない」
男女4人が死亡したさいたま市大宮区のソープランド「Kawaii大宮」の火災で、2階南側のごみ置き場付近が火元だった可能性があることが18日、関係者への取材で分かった。
2階南側にごみ置き場があり、2階と3階の南側が激しく燃えていた。
出入りは北側にある店内入り口のほか、南側に非常口が1カ所。
ただ2階と3階の南側が激しく燃えていたため、非常口は避難に使えず、逃げ遅れた可能性がある。
現場付近では花や缶ビールなどを手向け、手を合わせる人の姿も。
隣のソープランドで働く女性は「亡くなった女性も目標があって働いていたと思う。無念だったと思う」と話した。
また「私のいる店は4階建てですが、避難経路は店から説明されていないし、避難経路も知らない。怖いのでこの仕事やめようかと思っている」とも話した。
別の店の男性従業員は「うちは女性従業員には入店時にお客さんの避難誘導経路を説明して、実際に訓練もしている。なぜ今回、逃げ遅れた方が出たのか分からない」と話した。