「紀州のドン・ファン」死亡から1年 事件?事故?自殺?「それすら結論が出ていない」
和歌山県田辺市の資産家で、そのプレーボーイぶりから「紀州のドン・ファン」と呼ばれた酒類販売会社の元社長野崎幸助さん=当時(77)=が急性覚醒剤中毒で死亡してから24日で1年になる。
野崎さんの自宅から約3キロ離れた田辺市内の寺院で18日、一周忌法要がひっそりと営まれた。
参列者は妻(23)を含む親族ら数人で、小雨が降る中30分ほどで終了した。
死亡の経緯に不審な点があるとして県警が捜査を続けているが、体内から覚醒剤が見つかった理由や経緯は不明のまま捜査は難航。
捜査関係者は「事件か事故か自殺か、それすら結論が出ていない。絞り込むだけの根拠がない」とこぼしている。