蒸し暑さ、台風の置き土産 都心 初の真夏日
台風4号が去った首都圏は二十日、午前中から気温がぐんぐん上昇。東京都心(大手町)で午前十一時すぎに三〇・二度、八王子では正午に三二・三度と、いずれも今年初めて三〇度以上の「真夏日」を記録した。
北関東でも熊谷(埼玉)で三一・九度、館林(群馬)で三二・二度、宇都宮で三一・七度など、厳しい暑さとなった。群馬県では三五度以上の「猛暑日」になる所もあるとして、気象庁は今年初の「高温注意情報」を出し、水分のこまめな補給や冷房の利用など熱中症への注意を呼び掛けた。同庁によると台風4号が持ち込んだ熱帯の蒸し暑い空気が関東地方に残っており、強い日差しも加わって気温が上がった。
東京・銀座の目抜き通りでは、日傘を差す女性や、上着を脱いで手にするサラリーマンの姿が目立った。