乳房なめは悪魔のせい 劇団員殺害で被告が幻聴主張
東京都中野区の劇団員加賀谷理沙さん(当時25)を殺害したとして、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた福島県矢吹町の無職戸倉高広被告(38)の裁判員裁判の初公判が16日、東京地裁(任介辰哉裁判長)で開かれ、戸倉被告は殺人罪については起訴事実を認めた。
一方、強制わいせつ致死罪については「わいせつ行為をしようとは思っていません」と否認。
弁護側は戸倉被告が当時、解離性人格障害などで合理的判断ができず幻覚、幻聴があったとして減刑を求めた。
起訴状では15年8月25日午前0時50分ごろ、東京都中野区の加賀谷さんの部屋に侵入し、加賀谷さんを押し倒したところ抵抗され、扇風機コードで首を絞め窒息死させたとしている。
わいせつ目的の有無について、検察側は冒頭陳述で「深夜に1人暮らしの若い女性宅に侵入し、着衣のない状態にして乳房などをなめた」として、被告側の弁解は成り立たないと指摘。
これに対し、弁護側は、被告は加賀谷さんとラインのID交換をしたくてマンションまで追ったが、「悪魔だよ。倒さないとうつるよ」などの男の声が聞こえ、騒がれたため首を絞めたと主張。
殺害後、「嫌がることをすれば息を吹き返すと思い、胸のあたりを軽く舌で触れた」などと主張している。
一方、強制わいせつ致死罪については「わいせつ行為をしようとは思っていません」と否認。
弁護側は戸倉被告が当時、解離性人格障害などで合理的判断ができず幻覚、幻聴があったとして減刑を求めた。
起訴状では15年8月25日午前0時50分ごろ、東京都中野区の加賀谷さんの部屋に侵入し、加賀谷さんを押し倒したところ抵抗され、扇風機コードで首を絞め窒息死させたとしている。
わいせつ目的の有無について、検察側は冒頭陳述で「深夜に1人暮らしの若い女性宅に侵入し、着衣のない状態にして乳房などをなめた」として、被告側の弁解は成り立たないと指摘。
これに対し、弁護側は、被告は加賀谷さんとラインのID交換をしたくてマンションまで追ったが、「悪魔だよ。倒さないとうつるよ」などの男の声が聞こえ、騒がれたため首を絞めたと主張。
殺害後、「嫌がることをすれば息を吹き返すと思い、胸のあたりを軽く舌で触れた」などと主張している。