沖縄戦集団自決の洞窟、何者かに荒らされる
72年前の沖縄戦で、集団自決に追い込まれた住民80人以上が死亡した沖縄・読谷村の洞窟「チビチリガマ」が何者かに荒らされているのが12日朝、見つかった。
地元の住民によると、沖縄県読谷村にある洞窟「チビチリガマ」で12日朝、供えられていた千羽鶴や花束が倒され、散乱し、平和の像の石垣も壊されているのが見つかったという。
チビチリガマは、72年前の沖縄戦で住民が集団自決に追い込まれ、避難していた約140人のうち、多くの子どもを含む83人が亡くなった場所で、現在は遺族会によって平和と命の尊さを訴える場所として大切に管理されている。
今月5日には異常はなかったということで、遺族会は警察へ被害届を提出することを検討している。