マルクスの墓2度目の荒らし、赤いペンキで落書き
ロンドン北部ハイゲイト墓地にある経済学者カール・マルクス(1818〜83年)の墓碑が再び荒らされ、今度は赤いペンキで「憎悪の教え」「集団虐殺の立案者」などと落書きされているのが16日見つかった。墓地関係者がツイッターで明らかにした。
頭像が上部にある墓碑には「万国の労働者よ、団結せよ」とのマルクスの有名なスローガンなどが記されているが、四方に大きく赤いペンキでマルクスを罵倒する言葉が書かれていた。
墓碑は約2週間前にも名前などを刻んだ大理石の部分がハンマーのようなもので傷つけられた。
墓地関係者はツイッターで「非常識で愚か、無知だ。マルクスの遺産をどう考えようが、こんなやり方で訴えるべきではない」と書き込んだ。