大学病院患者1824人分、メモリー盗まれる
岐阜大医学部付属病院(岐阜市)は27日、同大大学院医学系研究科の30歳代の男性大学院生が同病院から持ち出した患者1824人分の個人情報が記録されたUSBメモリーを盗まれたと発表した。
病院によると、大学院生は22日夜、大学に行く途中に立ち寄った岐阜県瑞穂市のパチンコ店駐車場で車上荒らしに遭い、USBメモリーが入ったかばんを盗まれた。
メモリーには、論文を作成するため、1985年から26年間に同病院で目の手術を受けた患者の氏名や生年月日、視力のデータが記録されていたという。北方署が窃盗容疑で調べている。
大学院生は、これまでに延べ2726件のデータを持ち出していた。同大は患者の個人情報を記録した媒体の持ち出しを原則認めておらず、大学院生や担当教授らの処分を検討する。