入所者大けが 元職員の女関与か、行方追う
今年4月、栃木県宇都宮市の障害者支援施設で入所者の男性が大けがをした事件で、警察は傷害の疑いで元施設関係者の男を逮捕するとともに、元施設職員の女の逮捕状を取った。
傷害の疑いで11日に逮捕されたのは、宇都宮市の障害者支援施設「ビ・ブライト」で職員の手伝いをしていた佐藤大希容疑者。
佐藤容疑者は、今年4月、この施設で知的障害のある28歳の入所者の男性に暴行を加えた疑いがもたれている。
男性は腰の骨を折り、内臓から出血するなどして、一時、意識不明の重体となっていた。
捜査関係者によると、佐藤容疑者は軽度の知的障害があるものの受け答えに問題はなく、容疑をおおむね認めているという。
また、当時、この施設で働いていた20代の女についても、暴行に関わった疑いがあるとして、逮捕状を取った。
女とは連絡が取れておらず、警察は女の行方を追うとともに事件の経緯を詳しく調べている。