「電通」違法残業きょう初公判 社長が出廷
社員に違法な残業をさせた罪に問われた大手広告会社「電通」の裁判が22日に開かれる。
裁判には山本敏博社長が出廷し、起訴内容を認めるものとみられる。
法人としての「電通」は、新入社員の高橋まつりさんらに違法な長時間労働をさせた、労働基準法違反の罪に問われている。
「電通」を巡っては今年7月、東京区検が略式起訴し、罰金刑を求めたが、裁判所が「裁判を開かない略式手続きは相当でない」と判断したため、公開の裁判が開かれる異例の経過をたどっていた。
22日午前11時から開かれる裁判には、「電通」の山本敏博社長が出廷する予定で、起訴内容を認めるものとみられる。
裁判は22日で結審する見通しで、山本社長が法廷で何を語るのか注目される。