「スマホに気を取られ…」新東名トラック追突死
静岡県掛川市の新東名高速道路上り線で10日夕、大型トラックが乗用車に追突して1人が死亡した事故で、追突したトラックの運転手が「スマートフォンの操作に気を取られて前をよく見ていなかった」と供述していることが、県警への取材でわかった。現場にブレーキ痕はなかったという。
トラックの運転手は、静岡市清水区の大畑賢治容疑者(44)で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑で現行犯逮捕された。
事故現場では当時、中央分離帯の草刈り作業のため追い越し車線が規制されており、走行車線で渋滞が発生していた。
大畑容疑者のトラックは渋滞中の乗用車に追突、3台を巻き込む玉突き事故となり、最後尾の乗用車の中から性別不明の1遺体が見つかった。
県警は大畑容疑者の前方不注意が原因とみて、事故原因を調べている。