YOSHIKI完全復活!「血が騒ぐ」激しいドラムプレー解禁
X JAPANが再結成10周年記念コンサートを10、11の両日、東京・青海のZeppダイバーシティ東京で行った。
昨年5月に首の手術を受けたYOSHIKI(年齢非公表)が公演でドラムプレーを解禁。
「血が騒ぐ。危険なYOSHIKIが戻ってきた」と、完全復活を印象づけるステージとなった。
ドラムを叩くのは、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で周囲の反対を押し切って「紅」を披露して以来。
観客2500人の悲鳴に似た歓声に迎えられ、ドラムセットに着くと、いきなりハイテンポで重厚なナンバー「JADE」でスタート。
頭上のクラッシュシンバルを何度もスティックで思いきり振り抜き、スネアドラムの連打、高速のタム回しなど、首への負担が大きい奏法を駆使。
総立ちのファンに向かってダイブまでしてみせた。
「ドラマー生命は終わったと思った。でも悔いだらけで、まだ終われないという思いに変わった。まだ完璧ではないけど、ここまで来ることができた」
「おかえり」の大歓声に「みんな、ありがとう」と涙声で返した。公演でドラムプレーを披露するのは、昨年3月の英ウェンブリーアリーナ公演以来。
「痛みもあるし、左手もしびれている。10が最高なら4・5ぐらい」と、首の状態は万全には程遠いが、痛み止めを使わず約2時間、「紅」「RUSTY NAIL」「X」など12曲を披露した。
都内のライブハウスで公演するのは、再結成した08年の大みそか以来。「この10年を振り返って一つだけ言えるのは、ファンの応援のおかげで僕たちがあるということ」と感謝した。
14、21日には米国の音楽祭「コーチェラ・フェスティバル」に出演する。
復活を遂げたリーダーは「みんなへの感謝の気持ちを背負って旋風を巻き起こす」と誓った。