福井県民衛星搭載ロケット、JAXAやめ民間へ
超小型人工衛星「県民衛星」の開発・打ち上げを計画している福井県と企業など12団体で構成する「県民衛星技術研究組合」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット「イプシロン」に搭載して打ち上げる計画を変更し、海外民間ロケットに搭載すると発表した。2020年度上半期に打ち上げる予定。
県民衛星の開発・打ち上げ計画は、衛星で収集したデータを防災や観光、農業などの分野で活用しようと、16年から進められてきた。
JAXAの事業に採用されれば、無料で搭載してもらい、19年度に打ち上げる計画だった。だが、17年12月に、国の計画変更で打ち上げ予定が1年遅れて20年度になった。
JAXAのロケット打ち上げが再び延期される可能性もあるとみて、組合参加企業で県民衛星の設計・製造を統括する「アクセルスペース」が、20年度上半期に打ち上げ予定の海外の民間ロケットに搭載する案を提案。衛星によるデータ収集を急ぐため、乗り換えを決めた。
費用は、当初見込んでいた開発費約4億円の中に組み込むという。契約条件は大筋で合意しているといい、来年1月下旬に正式決定する予定。
県民衛星の開発・打ち上げ計画は、衛星で収集したデータを防災や観光、農業などの分野で活用しようと、16年から進められてきた。
JAXAの事業に採用されれば、無料で搭載してもらい、19年度に打ち上げる計画だった。だが、17年12月に、国の計画変更で打ち上げ予定が1年遅れて20年度になった。
JAXAのロケット打ち上げが再び延期される可能性もあるとみて、組合参加企業で県民衛星の設計・製造を統括する「アクセルスペース」が、20年度上半期に打ち上げ予定の海外の民間ロケットに搭載する案を提案。衛星によるデータ収集を急ぐため、乗り換えを決めた。
費用は、当初見込んでいた開発費約4億円の中に組み込むという。契約条件は大筋で合意しているといい、来年1月下旬に正式決定する予定。