銀行が詐欺防ぐ、監視口座に43人から振り込み
大阪府警岸和田署は、詐欺の被害を防いだとして、池田泉州銀行の泉州営業部(岸和田市宮本町)と東岸和田支店(同市土生町)に感謝状を贈った。
岸和田署などによると、泉州営業部で昨年9月に開かれた2口座に、2月19日からの4日間だけで、神奈川や鳥取などの43人から計約96万円が振り込まれた。
不審に思い入金を保留した同営業部からの通報で同署が捜査。
2口座は、スノーボードなどのネット通販をかたって、商品を送らずに代金を振り込ませる詐欺に使われていることがわかった。金はすべて、入金しようとした人に戻った。
泉州営業部の日原時一部長と、東岸和田支店の堀直博支店長が、岸和田署の小牧健祐署長から感謝状を受け取った。
日原部長は「口座開設時に10円ずつしか預けなかったうえ、その後まったく取引がないので、チェックの対象にしていた。
これからも職員一同、詐欺被害防止に取り組んでいきたい」と話していた。