野菜生産県、食べない県民「プライドかけ改善」
愛知県民の野菜不足を解消しようと、県や地元の大学、企業などが摂取量向上に向けた取り組みを進めている。
厚生労働省の都道府県別調査によると、愛知県の野菜摂取量は男性が最下位、女性もワースト3となるなど全国最低レベル。
愛知県は全国有数の野菜生産県でもあり、関係者は「プライドをかけて改善を目指す」と躍起になっている。
「具を細かく刻み、意識せずに摂取できるようにしたのが良かったのかも」。
愛知学院大大学院の北川千加良さん(28)は、コンビニエンスストア「ローソンストア100」と同大健康栄養学科の学生らが共同開発した「ベジ&キーマカレー」の人気ぶりを喜んだ。
カレーは学生らが3品開発した「健康チャレンジ」メニューの一つで、1日に必要とされる野菜350グラムの3分の1が取れる。
3品は今年2月、愛知・岐阜両県の店舗に3月末までの予定で登場、カレーは特に好評で、現在も販売が続く。