東海道新幹線の新型「N700S」東京駅で公開
JR東海は23日、東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車が東京駅に到着する様子を報道陣に初めて公開した。
新型車両は同日朝、東京都品川区の車両基地を出発し、午前10時5分頃、東京駅の15番線に入線。
この日は、東海道新幹線全線を使った走行試験の初日で、約15分間停車した後、新大阪駅へ出発した。
駅には多くの鉄道ファンが訪れ、車両をカメラに収めていた。
新型車両は、13年ぶりにシステムやデザインを一新しており、従来より空気抵抗や騒音を抑える構造になっている。
客室の全席にコンセントが付き、停電時にも自走できるバッテリーシステムを搭載している。
走行試験を繰り返し、2020年度に営業運転に投入されるという。
駅で写真を撮っていた埼玉県春日部市の会社員(23)は「新型車両の活躍に期待しています」と話していた。