改ざん 神戸製鋼と当時の幹部ら書類送検へ
神戸製鋼が、アルミ製品の検査データなどを改ざんしていた事件で、警視庁は、法人としての神戸製鋼と、当時の工場の幹部ら4人を17日にも書類送検する方針を固めた。
神戸製鋼をめぐっては、1970年代からアルミや銅、鉄などの製品で強度やサイズといった検査データの改ざんが常態化していて、警視庁と東京地検特捜部は、先月、神戸製鋼の東京本社など5か所を家宅捜索して捜査を進めてきた。
その結果、改ざんが組織ぐるみで行われていた疑いが強まったとして、警視庁は17日にも法人としての神戸製鋼を不正競争防止法違反の疑いで、書類送検する方針を固めた。
また、実際に改ざんが行われていた栃木、三重、山口の3つの工場の当時の幹部ら4人についても書類送検する方針。