児童虐待対策 面会できない場合、強制調査
政府は、原則48時間以内に児童相談所が子どもに会って様子を確認できない場合、強制的に立ち入り調査するなどの児童虐待防止の緊急対策をまとめた。
東京・目黒区の船戸結愛ちゃんが亡くなった事件では、結愛ちゃん一家が香川県から東京都に引っ越した後、児童相談所の職員が、結愛ちゃん本人には会えないまま、結愛ちゃんは亡くなった。
これを踏まえ、政府の緊急対策では、原則48時間以内に児童相談所の職員が子どもと面会できなかった場合、速やかに強制的な立ち入り調査を実施、必要に応じて警察への協力を求めることをルール化した。
また、全国の市町村に対しては、乳幼児健診を受けていない子どもや保育園や幼稚園などに通っていない子どもがいないかを9月末までに把握するよう要請した。