神奈川県内で３０歳未満の若年層が死亡する交通事故が急増している。
今年の死者は１３日現在で２０人に達し、昨年同期の２倍に上っている。うち約６割がバイクによる事故で、県警はライダーに胸部を保護するプロテクターの着用を呼びかけている。

県警交通総務課によると、１３日現在で交通事故による死者数は８８人（昨年同期比５人増）。３０歳未満が約２割を占め、１３人がバイクに乗っていたという。
同課は「運転技術の過信によるスピードの出し過ぎなどが原因の一つと考えられる」とみている。

警察庁によると、昨年起きた交通事故で、死亡したライダーが損傷したのは胸部が最も多く全体の３５％。頭（３３・４％）や腹部（８・４％）が続いた。
同課は「暑くて敬遠されがちだが、プロテクターは安全性を高めるのに重要な装備。命を守るために着用してほしい」としている。