コンビニ商品も初輸送、豪雨被災地の自衛隊撤収
自衛隊は18日、西日本豪雨の被災地で最後まで残って活動していた岡山県で、知事から撤収要請を受け、活動を終えた。これにより、すべての被災地での活動を終了した。自衛隊は7月6日以降、計8府県から派遣要請を受け、延べ約86万人が救助活動などを行った。また、今回、孤立地域の支援策として、コンビニなど民間企業の商品を初めて輸送した。
防衛省によると、自衛隊は、2284人を救助し、ダンプカー1万3890台分のがれきを除去。さらに、臨時の入浴施設や、緊急時の利用契約を結んでいる民間船舶会社のフェリーの風呂などを活用し、延べ約10万人に入浴支援を提供した。
また、幹線道路の一部が寸断された広島県呉市などでは、ガソリンを積んだタンクローリーやコンビニの配送トラックが現地店舗にたどり着けるよう、海自艦に載せて海路で運んだ。陸自の車両でコンビニの商品を直接店舗に届けたケースもあった。