ブロック塀倒壊で解決金 大阪北部地震9歳女児死亡
大阪府北部地震で同府高槻市立寿栄小のブロック塀が倒壊し、登校中だった4年の女児(9)が下敷きになり死亡した事故で、高槻市が遺族に解決金を支払い、和解する方針を固めたことが25日、市関係者への取材で分かった。
同日の市議会に関連議案を提出する予定で、金額は公表しない。
市教育委員会によると、倒壊した塀は基礎部分(約1・9メートル)の上にブロックが8段(約1・6メートル)積み上げられ、高さ計約3・5メートル。
建築基準法施行令の高さ制限(2・2メートル以下)を超えており、1・2メートルを超す場合に必要な補強用の「控え壁」もなかった。
法定点検が始まった2007年以降も、違法状態が見逃されていた。
ブロック塀の危険性は、寿栄小で講演した防災専門家が15年11月、学校側に指摘。
16年2月に市教委の職員が目視と棒でたたく簡易な点検を実施し、安全性に問題はないと判断していた。
市は事故の原因究明を目的とする第三者委員会を設置。第三者委は今年10月末までに再発防止策を含めた報告書を市長に提出する。
同日の市議会に関連議案を提出する予定で、金額は公表しない。
市教育委員会によると、倒壊した塀は基礎部分(約1・9メートル)の上にブロックが8段(約1・6メートル)積み上げられ、高さ計約3・5メートル。
建築基準法施行令の高さ制限(2・2メートル以下)を超えており、1・2メートルを超す場合に必要な補強用の「控え壁」もなかった。
法定点検が始まった2007年以降も、違法状態が見逃されていた。
ブロック塀の危険性は、寿栄小で講演した防災専門家が15年11月、学校側に指摘。
16年2月に市教委の職員が目視と棒でたたく簡易な点検を実施し、安全性に問題はないと判断していた。
市は事故の原因究明を目的とする第三者委員会を設置。第三者委は今年10月末までに再発防止策を含めた報告書を市長に提出する。