「おい、小池!」病死か、遺体で発見
徳島県警は20日、2001年に徳島市で起きた父子殺害事件で、長男への殺人容疑で指名手配し「おい、小池!」のポスターを作成して行方を追っていた小池俊一容疑者(52)が、岡山市の中心部で遺体で見つかったと明らかにした。
病死とみられる。
徳島県警は手配ポスターを04年に作成し、情報提供を呼び掛けていた。
10年、公的懸賞金の対象事件に指定されていた。
岡山、徳島両県警によると、小池容疑者は19日午後9時10分ごろ、岡山市の自宅トイレで倒れ、同居女性(67)が119番したが、午後10時15分ごろ死亡が確認された。
指紋で身元を確認した。
事件は01年4月、徳島市の無職松田優さん(当時66)の自宅から出火。
焼け跡から殺害された優さんの遺体が見つかった。
また、兵庫県では雑木林の焼け跡からも長男浩史さん(同38)の遺体が見つかった。
徳島県警は01年5月、浩史さんへの殺人容疑などで小池容疑者を指名手配。
11年には優さんに対する強盗殺人、現住建造物等放火の疑いで逮捕状を取っていた。