複数大学が不正入試疑い 女子や浪人に不利の扱い
東京医科大の不正入試を受け、文部科学省が医学部医学科を置く全国の81大学の入試状況を緊急調査したところ、複数の大学が女子や浪人の受験生を不利とするなどの扱いをしていた疑いがあることが12日、分かった。
関係者によると、過去6年間の入試で男女別の合格率の差が大きかった大学を中心に訪問調査を実施した結果、性別などにより扱いに差をつけたり、特定の受験生を有利にしたりした可能性が見受けられる資料などが確認されたという。
文科省はさらに事実関係の確認を進め、月内をめどに報告する。
文科省は9月、81大学のうち78%に当たる63校で過去6年間の入試における女子の合格率が男子を下回っていたとの緊急調査速報を発表。
全国で見ると、男子と女子の合格率には1・18倍の差があった。
一方で、各大学は文科省の当時の調査に対し、女子らを不利にする得点操作などはないとの回答をしていた。
関係者によると、過去6年間の入試で男女別の合格率の差が大きかった大学を中心に訪問調査を実施した結果、性別などにより扱いに差をつけたり、特定の受験生を有利にしたりした可能性が見受けられる資料などが確認されたという。
文科省はさらに事実関係の確認を進め、月内をめどに報告する。
文科省は9月、81大学のうち78%に当たる63校で過去6年間の入試における女子の合格率が男子を下回っていたとの緊急調査速報を発表。
全国で見ると、男子と女子の合格率には1・18倍の差があった。
一方で、各大学は文科省の当時の調査に対し、女子らを不利にする得点操作などはないとの回答をしていた。