海賊版サイトの遮断法制化で紛糾、まとまらず
政府は15日、インターネット上で漫画や雑誌を無断掲載する「海賊版サイト」への対策に関する有識者会議を東京都内で開いた。
海賊版サイトの接続遮断(ブロッキング)を可能にする法制化の是非を巡って議論が紛糾し、会議としての意見とりまとめを断念した。
ブロッキングを巡っては、海賊版サイトの閲覧防止に有効との意見がある一方、接続業者が利用者の通信状況をチェックするのは、憲法が保障する「通信の秘密」を侵害する恐れがあるとして通信業界などが反対している。
有識者の意見も割れ、政府が同日示した両論併記の中間とりまとめ案に異論が相次いだ。
政府は今年4月、国内の接続業者に対し、海賊版サイトへの接続遮断を要請した。
ブロッキングを法的に裏づける関連法案を来年の通常国会に提出する考えだが、法案の中身や提出時期に影響を与えそうだ。
海賊版サイトの接続遮断(ブロッキング)を可能にする法制化の是非を巡って議論が紛糾し、会議としての意見とりまとめを断念した。
ブロッキングを巡っては、海賊版サイトの閲覧防止に有効との意見がある一方、接続業者が利用者の通信状況をチェックするのは、憲法が保障する「通信の秘密」を侵害する恐れがあるとして通信業界などが反対している。
有識者の意見も割れ、政府が同日示した両論併記の中間とりまとめ案に異論が相次いだ。
政府は今年4月、国内の接続業者に対し、海賊版サイトへの接続遮断を要請した。
ブロッキングを法的に裏づける関連法案を来年の通常国会に提出する考えだが、法案の中身や提出時期に影響を与えそうだ。