日中「スワップ協定」再開で合意へ…3兆円規模
日本、中国両政府は、今月26日に中国・北京で開かれる首脳会談で、円と人民元を互いに融通し合う「通貨交換(スワップ)協定」の再開で合意する方針を固めた。
融通額は3兆円規模に上る見通し。再開合意によって、両国の関係改善を印象付けたい考えだ。
両政府は2002年、3000億円規模のスワップ協定を締結していたが、尖閣諸島を巡る緊張の高まりを受け、13年に失効していた。
今回は融通額の規模を約10倍に拡大させる方向だ。安倍首相が25〜27日に北京を公式訪問し、習近平国家主席らと会談する。
この協定によって、中国に進出している日系企業は、システム障害などで人民元の決済ができなくなった場合に、中国人民銀行(中央銀行)から日本銀行を通じて人民元の供給を受けられるようになる。
対中投資の増加が見込まれる中、民間企業の「セーフティーネット」を構築する狙いがある。
融通額は3兆円規模に上る見通し。再開合意によって、両国の関係改善を印象付けたい考えだ。
両政府は2002年、3000億円規模のスワップ協定を締結していたが、尖閣諸島を巡る緊張の高まりを受け、13年に失効していた。
今回は融通額の規模を約10倍に拡大させる方向だ。安倍首相が25〜27日に北京を公式訪問し、習近平国家主席らと会談する。
この協定によって、中国に進出している日系企業は、システム障害などで人民元の決済ができなくなった場合に、中国人民銀行(中央銀行)から日本銀行を通じて人民元の供給を受けられるようになる。
対中投資の増加が見込まれる中、民間企業の「セーフティーネット」を構築する狙いがある。