老舗旅館で“除菌洗浄剤入りお茶漬け”、男女3人が食中毒 長野
長野県は11日、同県茅野市の旅館「蓼科 親湯温泉」で9日の夕食に除菌洗浄剤が混入したお茶漬けが誤って提供され、食べた埼玉県の40〜70代の男女3人がのどの痛みや舌のしびれなどを訴える食中毒があったと発表した。全員が快方に向かっている。
諏訪保健所は、旅館側が、鍋に除菌洗浄剤を入れて汚れを落とした状態の液体を、だし汁と誤って焼きおにぎりにかけてお茶漬けとして提供したことを確認。
同保健所は11、12両日に調理部門を営業停止とした。
同旅館によると、10人は社員旅行で宿泊。お茶漬けは宴会用コース料理の最後に提供した。
10人中8人が口にし、うち3人が大事を取って搬送された。他に100人ほどの宿泊客がいたが、料理の内容は別だった。
担当者は「お客さまや多くの関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をお掛けし、おわびする」としている。
調理場内で除菌洗浄剤入りの鍋とだしの鍋の置き場所が2メートルと近く注意喚起の表示や周知が不十分だったとして、今後は置き場所を離した上で配膳と洗浄の時間が重ならないようにするなどの対策を取ると説明している。
同旅館は1926年(大15)創業の老舗。蓼科山の麓にある一軒家の宿で、昭和初期には文人が好んで宿泊。各種宿泊サイトでも4つ星の評価を獲得している。
諏訪保健所は、旅館側が、鍋に除菌洗浄剤を入れて汚れを落とした状態の液体を、だし汁と誤って焼きおにぎりにかけてお茶漬けとして提供したことを確認。
同保健所は11、12両日に調理部門を営業停止とした。
同旅館によると、10人は社員旅行で宿泊。お茶漬けは宴会用コース料理の最後に提供した。
10人中8人が口にし、うち3人が大事を取って搬送された。他に100人ほどの宿泊客がいたが、料理の内容は別だった。
担当者は「お客さまや多くの関係者の皆さまに多大なご迷惑とご心配をお掛けし、おわびする」としている。
調理場内で除菌洗浄剤入りの鍋とだしの鍋の置き場所が2メートルと近く注意喚起の表示や周知が不十分だったとして、今後は置き場所を離した上で配膳と洗浄の時間が重ならないようにするなどの対策を取ると説明している。
同旅館は1926年(大15)創業の老舗。蓼科山の麓にある一軒家の宿で、昭和初期には文人が好んで宿泊。各種宿泊サイトでも4つ星の評価を獲得している。