カルシウム不足の日本人、あと1本の牛乳を!Jミルク講演会で呼び掛け
Jミルクは12日、都内で第48回メディアミルクセミナーを開催した。
「牛乳乳製品と骨の健康〜今日の栄養学的価値〜」をテーマに、女子栄養大栄養生理学研究室の上西一弘教授が講演した。
日本人が慢性的にカルシウム不足となっている現状を解説。
「カルシウムはどれだけ必要か」「骨とカルシウムの働き」「骨太人生を目指す」など6項目について言及し、体内のカルシウムの99%は骨や歯に存在することや、カルシウムが少ないと骨折リスクが高まり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や介護が必要となる可能性も高まってしまうことを説明した。
そこで、牛乳などの乳製品に注目。カロリーに対するカルシウムの含有量が高く、効率的にカルシウムを摂ることができるほか、メタボ対策や認知症予防としても期待されるという。
上西教授は「夏場の熱中症対策にも有効だと言われている」と明かした。
最後に「骨と健康のために、すべての世代であと1本、あと1杯の牛乳を飲みましょう」と呼びかけ、大きな拍手を浴びた。