記憶喪失主張の男「本籍地日本。関西やと思う」
窃盗罪などに問われ、身元が一切わからないまま起訴された男の初公判が15日、福井地裁であった。
男は記憶喪失と主張しており、渡辺史朗裁判官の質問に対し、自分の名前を「分かりません」、本籍地を「日本。関西やと思う」と答えた。
罪状認否では「その通りだと思います」と起訴内容を認めた。
起訴状などでは、男は9月9日、福井市の歩道に止めていた自転車を横領し、翌10日、越前市のパチンコ店で床に落ちていた財布を盗んだとされる。
男は逮捕時、本人確認ができるものを持っておらず、身元について黙秘を続けたため、異例の「氏名、住所、年齢不詳」で起訴された。
この日、男は上下ジャージー姿で入廷。被告人質問では、「寒くなるので、北から暖かい方へ進んでいた」と明かし、「もう人のもんは拾いません。早く関西に戻って記憶を取り戻したい」と語気を強めた。
男は記憶喪失と主張しており、渡辺史朗裁判官の質問に対し、自分の名前を「分かりません」、本籍地を「日本。関西やと思う」と答えた。
罪状認否では「その通りだと思います」と起訴内容を認めた。
起訴状などでは、男は9月9日、福井市の歩道に止めていた自転車を横領し、翌10日、越前市のパチンコ店で床に落ちていた財布を盗んだとされる。
男は逮捕時、本人確認ができるものを持っておらず、身元について黙秘を続けたため、異例の「氏名、住所、年齢不詳」で起訴された。
この日、男は上下ジャージー姿で入廷。被告人質問では、「寒くなるので、北から暖かい方へ進んでいた」と明かし、「もう人のもんは拾いません。早く関西に戻って記憶を取り戻したい」と語気を強めた。