山口達也 謝罪会見から8カ月…今なお治療入院中 心配な金銭面「いつまで持つのか」
今年もさまざまな出来事があった芸能界。中でも目立ったのが、酒に起因する事件だった。2018年を回顧する連載の初回は、元TOKIOの山口達也(46)が酩酊(めいてい)した末に女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検された事件を振り返る。
事件が起きたのは今年2月。山口が司会を務めていたテレビ番組で知り合った女子高校生を東京都港区の自宅マンションに酒に酔った状態で呼び、無理やりキスをするなど、わいせつな行為をした。4月に書類送検され、のち起訴猶予となったが、事態を重く見たジャニーズ事務所は5月、契約解除を発表した。
山口は1月から飲酒による肝臓数値悪化のため入院しており、退院した当日の出来事。事件当時、焼酎1本を空けていたことも発覚し、深刻な飲酒の問題に直面していることが浮き彫りとなった。
山口は4月に謝罪会見した直後に入院。テレビ局関係者によると、約8カ月たった現在も首都圏近郊の病院に入院しているという。
治療しているのは、うつ状態とそう状態を繰り返す気分障害の一つ「双極性障害」。実は5年以上前から症状に悩まされていたという。同関係者は「精神的に不安定になると酒に頼ってしまうことが多く、トラブルになることもあった」と明かす。
医療ジャーナリストの森田豊氏は「双極性障害の患者は、そう状態のとき自分の好きなことに走りやすい。過度の飲酒を引き起こした原因のひとつと推察できる」と指摘。治療により症状をコントロールしないと「そう状態のときに規範を逸脱した行為をする傾向が強い」とも話し、飲酒と障害が事件の一因となった可能性が高いとした。
山口を巡っては、16年の離婚についても飲酒の影響が取り沙汰される。音楽関係者は「自制の利かない状況に元妻が愛想を尽かして、息子2人を連れ山口の元を去ったと聞いています」と話す。
現在心配されているのは金銭面。山口は自身の治療費用に加え、養育費も支払ってきた。ともに仕事をしていた番組スタッフは「収入はゼロでしょう。家族のサポートを受けながら貯金を崩してやりくりしていると思いますが、それもいつまで持つのか」と危惧する。酒で全てを失った山口。同スタッフは「普段は明るくて気さくな人だったんですが…。どうして酒を控えることができなかったのか」と残念そうに語った。