向精神薬「195・5錠」薬剤師が無断持ち出し
名古屋第一赤十字病院(名古屋市中村区)で、薬剤師が向精神薬約200錠を無断で持ち出していたことがわかった。
外部からの通報を受け、愛知県は12日、麻薬及び向精神薬取締法に基づき、同病院へ立ち入り検査に入り、速やかな県への届け出や薬剤管理の徹底を指導。病院は同日夕、持ち出しを届け出た。
同病院によると、調剤助手が11月20日、向精神薬の在庫数を確認した際、管理簿の記録と一致しないことに気付いた。
原因は職員による記載ミスだったが、その後、管理簿と患者の電子カルテを改めて照合した結果、薬剤師が6月中旬〜11月中旬、いずれも向精神薬の「サイレース」10錠、「ハルシオン」10錠、「マイスリー」175・5錠を無断で持ち出していたことが判明した。
向精神薬は医師の診断で患者に処方されるが、薬剤師は実際の処方量より多い錠数を管理簿に記載し、水増し分を持ち出したという。
薬剤師は11月29日、病院側の聞き取り調査に「眠れなかったので自分で服用した。出来心だった」と説明し、今月3日以降、体調不良で入院しているという。
外部からの通報を受け、愛知県は12日、麻薬及び向精神薬取締法に基づき、同病院へ立ち入り検査に入り、速やかな県への届け出や薬剤管理の徹底を指導。病院は同日夕、持ち出しを届け出た。
同病院によると、調剤助手が11月20日、向精神薬の在庫数を確認した際、管理簿の記録と一致しないことに気付いた。
原因は職員による記載ミスだったが、その後、管理簿と患者の電子カルテを改めて照合した結果、薬剤師が6月中旬〜11月中旬、いずれも向精神薬の「サイレース」10錠、「ハルシオン」10錠、「マイスリー」175・5錠を無断で持ち出していたことが判明した。
向精神薬は医師の診断で患者に処方されるが、薬剤師は実際の処方量より多い錠数を管理簿に記載し、水増し分を持ち出したという。
薬剤師は11月29日、病院側の聞き取り調査に「眠れなかったので自分で服用した。出来心だった」と説明し、今月3日以降、体調不良で入院しているという。