東京の上空に新設定、羽田発着「新ルート」説明
羽田空港発着の国際線を増便するため、東京都心上空に新たに設定される飛行ルートについて、国土交通省は15日、新ルート下の自治体の住民を対象とする説明会をスタートさせた。
来年2月にかけ東京都、埼玉県、神奈川県の計31か所で行われる。
この日は東京都品川区で説明会が行われ、住民らは「どれくらいの高度で飛ぶのか」「騒音は大丈夫か」と次々に質問。国交省担当者は飛行経路のパネルなどを示して回答した。
会場には騒音体感機器も置かれ、来場した同区の男性(78)は「騒音が心配だったが説明を聞いて安心した」と話した。
政府は東京五輪・パラリンピックによって国際線需要の増大が見込まれる20年までに新ルートを導入。羽田空港の国際線の年間発着回数(昼間時間帯)を現在の6万回から9・9万回に増加させる方針だ。