オリオンビールを買収へ 野村と米投資ファンド
野村ホールディングス(HD)と米投資ファンドのカーライル・グループが共同でビール大手のオリオンビール(沖縄県浦添市)を買収する方針であることが18日、分かった。経営体制の強化や販路拡大に取り組み、収益力を高める狙いとみられる。近く発表する方向だ。
買収額は数百億円に上る見通し。昨年9月末時点でオリオンビール株を10%持つ筆頭株主のアサヒビールも引き続き株式を保有し、商品の開発や販売で協力するもようだ。
野村HDは地方企業を主な対象として事業承継や経営を支援する目的で、総額1000億円のファンドを設立している。自己資金による買収は2008年のリーマン・ショックを受けて凍結して以降、約10年ぶりとなる。
オリオンビールは1957年に設立。沖縄県内を中心にビールやアルコール飲料の製造、販売を手掛ける。18年3月期連結決算の売上高は283億円、純利益は23億円。
買収額は数百億円に上る見通し。昨年9月末時点でオリオンビール株を10%持つ筆頭株主のアサヒビールも引き続き株式を保有し、商品の開発や販売で協力するもようだ。
野村HDは地方企業を主な対象として事業承継や経営を支援する目的で、総額1000億円のファンドを設立している。自己資金による買収は2008年のリーマン・ショックを受けて凍結して以降、約10年ぶりとなる。
オリオンビールは1957年に設立。沖縄県内を中心にビールやアルコール飲料の製造、販売を手掛ける。18年3月期連結決算の売上高は283億円、純利益は23億円。