毎日新聞記者の不起訴処分は不当「証拠見当たらず」
新聞記事を巡り杉田玄白記念公立小浜病院(福井県小浜市)の元医師の男性(60)が名誉毀損の疑いで毎日新聞社の男性記者を刑事告訴、福井地検が不起訴とした処分について、福井検察審査会は21日までに、不当と議決した。16日付。
議決は「新聞記事は名誉を毀損すると認められる」と指摘。「一部について真実性が認められず、真実と誤信した相当の理由を認める証拠は見当たらないと判断した」としている。
毎日新聞は2017年11月、男性が女性看護師に付きまとい行為をしたなどと報じた。
男性は病院を辞職した後、18年2月に告訴状を提出。福井地検が同年10月に不起訴処分としていた。
議決は「新聞記事は名誉を毀損すると認められる」と指摘。「一部について真実性が認められず、真実と誤信した相当の理由を認める証拠は見当たらないと判断した」としている。
毎日新聞は2017年11月、男性が女性看護師に付きまとい行為をしたなどと報じた。
男性は病院を辞職した後、18年2月に告訴状を提出。福井地検が同年10月に不起訴処分としていた。