裁判官が判決後のトラブル仲裁で傷害疑い、書類送検
神戸地裁姫路支部(兵庫県姫路市)の敷地内で民事訴訟関係者同士のトラブルを仲裁しようとして50代男性を突き飛ばし、脇にいた20代女性に軽いけがを負わせたとして兵庫県警は22日、傷害と暴行の疑いで男性裁判官(56)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、裁判官は昨年11月5日、担当していた親族間の子どもの引き渡しに関する訴訟で判決を言い渡した。
その後、子どもを渡すよう命じられた被告側が、原告側と敷地内で言い争っているのを見つけた。裁判官は子どもを引き離そうとして被告側の男性を押して、一緒にいた女性を弾みで転ばせる形になった。
捜査関係者によると「当事者間のトラブル仲裁のため思わずやってしまった。判決の実効性を担保するためだった」と話しているという。
書類送検容疑は11月5日午後7時ごろ、姫路支部の敷地内で男性を突き飛ばし、女性に軽いけがをさせた疑い。
捜査関係者によると、裁判官は昨年11月5日、担当していた親族間の子どもの引き渡しに関する訴訟で判決を言い渡した。
その後、子どもを渡すよう命じられた被告側が、原告側と敷地内で言い争っているのを見つけた。裁判官は子どもを引き離そうとして被告側の男性を押して、一緒にいた女性を弾みで転ばせる形になった。
捜査関係者によると「当事者間のトラブル仲裁のため思わずやってしまった。判決の実効性を担保するためだった」と話しているという。
書類送検容疑は11月5日午後7時ごろ、姫路支部の敷地内で男性を突き飛ばし、女性に軽いけがをさせた疑い。