ご褒美チョコ、今年も本命…義理用予算の4倍超
2月14日のバレンタインデーに向けた商戦が本格化している。
職場などの義理チョコの減少で市場が頭打ちとなる中、百貨店などは主に女性が自ら食べるために買う「自分買い」向けの商品や、その場で食べられる「イートイン」コーナーの拡充に力を入れている。
西武池袋本店は19日に専用の売り場を開設し、イートイン用などに11種類のメニューをそろえた。
ソフトクリームが中心だったが、今年はホットチョコレートやチョコプリンなども加えた。
30日から売り場を設ける松屋銀座は、和菓子職人が客の希望に合わせ、チョコを使った菓子をその場で作る。
イートイン・実演販売の売り場面積を昨年の4.5倍に拡大する。
日本記念日協会によると、2018年のバレンタイン商戦の市場規模は前年比6%減の1300億円と推計されている。
一方、松屋銀座が昨年12月に行ったアンケート調査によると、「誰のために購入するか」については「本命チョコ」が36%、「会社関係へ義理チョコ」が35%だったのに対し、「自分へのご褒美チョコ」は62%と最も多かった。
予算の平均額も、義理チョコ1033円に対し、自分用は4204円と4倍以上だった。