悪用された就活アプリ…密室誘う話にはキッパリ断るべき
最近の大学生にとって、OB訪問など就職活動の際はサイトやアプリを活用するのが主流。
個人情報の保護が叫ばれ、大学側がOB名簿を出しにくくなった事情もある。
スマホ1台で目標の企業で働く社会人を探し、メッセージを送ることができる利便性が学生には魅力的に映るという。
都内の女子大生は「自分が求める会社と求められる人材がマッチするので、無駄な労力をかけなくていい。使っている人は多い」と話す。
サイトやアプリを使ったOB訪問は喫茶店やカフェが多いというが、その後の移動を持ちかけられるケースがある。
都内の大学生向け就職塾の講師は「1対1で会う場合は公の場所で。自宅やカラオケボックスなどの密室へ誘う話が出たらキッパリと断るべきと注意している」と説明する。
「“この後、人に会う約束がある”などと理由をつけた方がいいと指導しています」としている。