貧困世帯の子1割強、医療や教育で格差…仙台
仙台市は、昨年7〜8月に行った「子どもの生活に関する実態調査」で、市内の貧困世帯で暮らす子どもの割合が11・9%だったとする結果をまとめた。
市は今回、「2人世帯は可処分所得(手取り収入)175万円未満」「4人世帯は同245万円未満」など、世帯人数ごとに所得を決めて貧困線を設定し、調査を実施。
無作為で抽出した0〜17歳の子どもの保護者4500人に郵送でアンケートを実施し、2649人(58・9%)から回答を得た。所得も自己申告とした。
調査によると、貧困線に満たない世帯では「子どもが病院を受診しなかったことがある」のは16%。貧困線以上の世帯では7・3%だった。
調査では、貧困と教育との関連についてもまとめた。
貧困線未満の世帯では、子どもが「不登校中」または「不登校の経験がある」と答えたのは11・1%で、貧困線以上の世帯(4・6%)の3倍近い。
また、進学断念・学校中退については、「ある」「今後、可能性がある」は貧困線未満の世帯では51・3%で、貧困線以上の世帯(21・4%)の2倍以上となった。
市は今後、今回の調査結果を踏まえながら貧困世帯の子どもの対策を進める。
市は今回、「2人世帯は可処分所得(手取り収入)175万円未満」「4人世帯は同245万円未満」など、世帯人数ごとに所得を決めて貧困線を設定し、調査を実施。
無作為で抽出した0〜17歳の子どもの保護者4500人に郵送でアンケートを実施し、2649人(58・9%)から回答を得た。所得も自己申告とした。
調査によると、貧困線に満たない世帯では「子どもが病院を受診しなかったことがある」のは16%。貧困線以上の世帯では7・3%だった。
調査では、貧困と教育との関連についてもまとめた。
貧困線未満の世帯では、子どもが「不登校中」または「不登校の経験がある」と答えたのは11・1%で、貧困線以上の世帯(4・6%)の3倍近い。
また、進学断念・学校中退については、「ある」「今後、可能性がある」は貧困線未満の世帯では51・3%で、貧困線以上の世帯(21・4%)の2倍以上となった。
市は今後、今回の調査結果を踏まえながら貧困世帯の子どもの対策を進める。