金銭トラブル、「態度気にくわぬ」海岸で殴る蹴る…18歳少年暴行死 少年2人、傷害致死容疑で逮捕 兵庫・西宮
兵庫県西宮市の海岸で住所、職業不詳の山地直人さん(18)が遺体で見つかる事件があり、兵庫県警が山地さんに暴行を加え死亡させたとして、傷害致死容疑で住所不定、無職の少年(18)と同県西宮市、建築作業員の少年(18)を逮捕していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
2人は山地さんの遊び仲間で、「暴行したことは間違いない。(山地さんの)態度が気にくわなかった」と容疑を認めている。
捜査関係者によると、逮捕容疑は共謀の上、今月3日夜から4日未明にかけ、同市鳴尾浜の岸壁付近で、山地さんの頭部などを殴ったり、蹴ったりするなどの暴行を加えて死亡させたとしている。
少年らは山地さんと金銭トラブルが原因で口論になり、暴行を加えたとみている。
司法解剖で山地さんの死因は不詳だったが、頭部への殴打が致命傷になった可能性があるという。
県警によると、山地さんは4日午前10時50分ごろ、鳴尾浜の消波ブロックの間で倒れているのが通行人に発見された。
黒のジャージーにベージュのズボンを着用し、裸足だった。
山地さんは数年前まで阪神間で家族と住んでいたが、その後、疎遠になっていた。
県警が交遊関係などを調べたところ、少年らの関与が浮上したという。